こんにちは。演出部黒河屋です。
年が明け、自分にとって引退公演となる本番がいよいよ近づいてきました。
突然ですが、お芝居をつくるとは何なのか。
もし例えるなら、それは一夜の夢みたいなものかもしれません。
一時なれど現実世界を離れ、異次元に空想の世界を作り上げる。どんなに緻密であろうと、どんなに本物に近づけてもその世界は夢が覚めた瞬間に解けてしまいます。けれどもそんなことはお構いなしに、人々は偽りの現実の中全力で生きようとする。例え虚構の中だとしても、いやむしろ虚構の中だからこそ現実では叶えられない希望を叶える事ができます。だから今日も自分は夢の中へと誘われるのです。皆がやりたい事を実現できる。だからこそ、人が輝き、人を楽しませる事ができる。それがお芝居です。
その過程には様々な事がありますが、人間万事塞翁が馬。そろそろ夜明けも近いけれども、一歩一歩目標に向かって歩みを進めたいと思います。
世の中色々ありますが難しいことは考えず、楽しいことありゃ良いではないか。
今週末に学生会館にてお待ちしています。
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