この度は「カラスマヲイケ」にご来場頂きましてありがとうございました。
今回演出を務めましたドランカーズの黒河屋です。本番終わりまして最後のご挨拶をさせて頂きます。
寒い中多くのお客様にご来場頂いた本番から早1週間。その後の撤収等も終わり、無事公演の全日程が終了となりました。私自身も急激な日常回帰に違和感を感じる日々を過ごしておりましたが、週末に一息入れる余裕ができてようやく公演が終わった実感を持てるようになりました。
終演後多くの方から楽しかった、面白かったというお声を頂き万感の思いです。そして、今回のお芝居の中で少しでも京都のテイストを感じて頂き、この街の面白さを見つけて頂けたならとても幸いに思います。
お芝居の魅力の1つは小屋の中から溢れ出さんとする、その空気感です。私たちが作り上げた空間にお客様が出会うことで生まれ、舞台上と客席とがつながる中で育っていくあの空気。私が「きっかけ」と呼ばれる客席の明かりが徐々に消えて行き、見る人の意識が舞台上へと吸い込まれていくあの瞬間が芝居と関わる中で何よりも好きなのは、きっとあの空間に電気のようなものが奔り、空気が生まれるまさにその瞬間だからかもしれません。
私にとってお芝居をするということは、やはり夢の中にいる感覚に似ていました。その夢の世界に浸り酔いしれることができたのは、月光斜で出会うことができた先輩、後輩、同期といった仲間たち、そしてさらに公演に足を運んで頂いた方々のご声援があったからこそです。
夢みたいな夢の中過ごすことができた幸運とその時間を支えてくださった多くの方に感謝しつつ、引退をさせて頂きたいと思います。今公演さらにはこの3年間、本当にありがとうございました。
最後に、劇団内ではすでに次の公演に向けての動きが始まっています。学内と学外の2本立て同時進行でさらに勢いを増していく劇団月光斜を今後もどうぞよろしくお願いいたします。
今公演のご来場誠にありがとうございました。
劇団月光斜3回生 ドランカーズ・黒河屋
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