こんにちは。
冷たい風に乗って焼き芋の美味しそうな匂いでも流れてこないかなーと考えてしまうような、落ち葉の散り具合になってきましたね。
皆さん、お元気ですか?
本日の公演日記は照明・振付班のたなかりさが担当します!
今回、私は振付班ということもあり、
たくさんのダンスの振付を考えると同時に、
どうやったら他の役者たちにもかっこよく踊ってもらえるかと
鏡の前でひたすらダンスを繰り返す毎日を送っています。
自分がかっこよく踊れないことには
他人に「こうしてほしい!」なんて伝えきれないし、
「こんな風に踊ってみてほしい!」とお手本になることも出来ませんからね。
鏡に映る自分の姿を何時間もじっと見つめながら踊り続けている私ですが、
公演の始まりから数えたら、何十回どころか何百回と踊っていることになりますね…
何故そんなにも踊るのか?
それはやっぱり、ダンスを極めるのが難しいからです。
体を上手く動かせるようになるだけでは、素敵なダンスになりません。
そこに込めた思いが強くても、やっぱり素敵なダンスには届きません。
込めた思いを全身全霊で表現して客席に伝えること、それが出来た時、そのダンスがとても魅力的に見えるのだと思います。
役者の演技でも、どんなに台詞がスラスラと言えてもそれをどういった気持ちで言っているのかがわからなければお客様には届きませんし、
反対にどれだけ気持ちを込めていても滑舌がよくなかったり声が小さかったりすれば届いたものが何なのかを受け取り損ねたりするんです。
でも、演技にもダンスにも共通すること、それは「楽しむこと」です。
上手く出来ないこともあります、思いが伝わらなくて悔しいこともあります。
それでもこうして誰かの人生を描き、思いを伝えたり踊ったりすることは、生きている人間だからこそ出来ること。
今、一生懸命生きているからこそ、踊れるのです。
そう思うと、何だか体を動かすのが楽しくなってきませんか?
プロのダンサーのようにもプロの役者のようにも上手くはなれませんが、
私たち、必死に生きることだけは誰にも負けません!
この思いをより素敵なものにしてお届けするべく、相棒のイヤフォンと共にもう一踊りしてきます!
皆さん、お時間よろしければ、学生会館小ホールにぜひお越しください!
本番まであともう少しですよー!
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