先日は2014年度卒業公演『亡国の輪舞曲』に御来場頂きまして、誠にありがとうございました。
演出を務めました、あまのJです。
早いもので、終演からもう一週間が経過致しました。
稽古の日々が続いていて欲しいような、終わって安心しているような、何とも言えない感覚です。ただあるのは、終焉したという事実。それは、我々卒団生にとっては一つの公演というだけではなく、月光斜における大きな区切りを表しているのでしょう。勿論、今後も演劇を続ける者もおりますが、
我々が、我々で、劇団月光斜を冠して芝居を作ることがなくなった
というのは紛れもない事実です。
長く続いて来た劇団月光斜にとっては、また年に一度の卒業公演が終わっただけなのかもしれません。単に一部の劇団員が節目を迎えただけとも言えます。それは、劇団月光斜の公演はどれも面白いものでなければならないという団体としての矜恃故かもしれません。
今公演で、我々の出来る限りの面白いを体現したつもりです。4年毎の学生の入れ替わりもありますが、組織としての循環も個々人の経験の蓄積も、すべては来たる公演で最も面白い公演を創るために働いています。
来たる冬公演を皮切りに、
劇団月光斜はもっと面白い芝居を創り続けていくと期待してください。面白いの形は違えど、必ず面白い芝居を続ける劇団であり続けるでしょう。
2011年度夏公演『クロス』以来、大変お世話になりました。
ステージを我々と共に創り、御覧くださった全ての方に、深く御礼申し上げます。
あまのJ
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