全ての始まりは、3年前の4月でした。
大学入学したての僕が、清心館の前をうろうろしていると、
いかついお兄さんが近寄ってきて、僕にビラを手渡してきたんです。
その方は、すでに月光斜を卒業されてしまいましたが、そのビラには
こう書いてありました。
「劇団月光斜2010年度新入生歓迎公演MISERY」
その公演を、僕は観に行きませんでした。
しかし、観に行かなかったにもかかわらず、僕は劇団月光斜の門をたたく
ことになります。
それからは、本当にいろいろなことがありました。
初めのころは、上回生のすごさに圧倒されっぱなし。
ほんとに同 じ大学生なのかと思うほど、存在感のある彼らの姿を見ながら、
頼もしく感じるのと同じくらい、いつか追いつきたい、追いついて、先を行き
たいと思っていました。
一緒に走る同回生は、よきライバル。特に同部署の4人とは、腕を競い合い
ながらここまで来ました。
本当に濃密な4年間。
この4年間を経て、僕の人生観は大きく変わったように思います。
断言できることは、3年前のあの日、清心館の前でビラを受け取ったことが、
僕の人生にとっては大きなターニングポイントの一つでした。
そう言い切ってしまえるほど、僕にとって月光斜は大きな存在なんです。
しかし、始まりがあるということは、終わり もある、ということです。
劇団月光斜2013年度学園祭企画『踊る男』。
この作品を最後に、神野春樹は月光斜から卒業します。
この公演に参加してくれた皆。
公演の外から支えてくれた方々。
今まで多くのことを教えてくださった先輩方。
そして、今公演を見に来てくださった全てのお客様に、感謝の意を表したいと思います。
本当に、本当にありがとうございました。
そして、もしどこかで出会うことがあれば…その時は、一声おかけください!
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